基本の再確認

 TBGというゲームの基本を分解してみると次のようになるのではないでしょうか。

内             容 更新時
0 用具が教えてくれること 19.12.27
1 主役となるシャトルは 地上に止まっている 19.8.14
2 シャトルは、一部の例外を除きショットマットの上に乗せてプレーを進める 19.8.16
3 シャトルは、ゲームを通じて一本のクラブを使用してショットされる 19.8.16
4 シャトルは、一般的にはプレーヤーの体の側面方向に向けてショットされる 19.8.16
5 1ホールのゲームは、ティーショットで始まりホールアウトで終わる 19.8.23
6 ホールアウトとは、シャトルをホールに入れることである 19.8.28
7 プレーヤー各人が自らエチケット・マナーを順守して進めるゲームである 19.10.30
8 ゲームは、その名の通り、常にターゲットを設けて進めましょう 22.01.11
9 グリップが自分と道具との唯一の接点であることの重要性を念頭に置こう 19.12.21
10 「基本0-1」のアレンジの工夫の仕方の一考察 21.10.19
11 アドレスにはもっと気を遣いましょう 21.09.21
12 コーチとのコミュニケーションを密にしましょう 20.01.02
13 心の持ち方で成果が違うことを念頭において練習しましょう 22.01.10
14 いかに少ないスコアでホールアウトするかは、籠入れとコントロールショットです 21.02.26
15 籠入れにあたって抑えるべきポイントをまとめていきます 22.01.03
16 スウィングは 片手の素振りに 効果あり 21.09.29
17 ゴルフでは あなたがすべてを 決めてゆく 21.07.12
18 教本は あなたに合わない こともある 22.02.23

 

 このページでは、TBGの基本について順を追って振り返っていきます。TBG初心者の方の参考にしていただくとともに、経験者の方々にとっては、初心に帰ってTBGを見直す機会にしていただくことを期待しています。数回に分けて掲載する予定です。理屈っぽいことは嫌いだといわずご愛読ください。TBG愛好者のあなたからご意見をいただけるのを楽しみにしています。                      

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18. 基本を身につけることが第一です

(基本18-0) ( ♪♪ 教本は あなたに合わない こともある )              教本というと、万人に共通の大切なことが書かれていると考えてきた節があります。しかし、ゴルフのようにある種のスキルの習得を狙いとする教本についての実態はどうでしょうか?また、あえて言及すれば、私達のTBGのようにいまいちメジャーの域に達していない技術を必要とするゲームの教科書になりうるものが存在しないに等しいところでは、いわゆる「先生」と呼ばれる「人」がその教本になってほしいと期待しているのですが、現在は誰もが認めるような先生に値すると「公認する機関がない」状況にあります。そこであえてこの頁で、皆さんには、教本らしきものには、「万人に共通したことが書かれているわけではない」という現実をご理解いただきたいのです。教本は、「万人にとなるような基本等を披露するべきもの」なのです。特定の個人にあてたものでない限り、あなたがそこに書かれていることをそのまま取り入れても、あなたにとっては役に立たず害になることもあるのです。あなたの体はほかの人と全て同じということは100%ありません。あなたに求められるのは、教本に書かれていることは、あくまでも「基本」でしかないと認識した上での利用をすべきで、そこに書いていることをあなた独自のものに昇華していただくことを期待して書かれているのであって、個人指導との大きな違いです。もしあなたが、この頁で学んだことに疑問を感じた場合は、あなたの周りの先達または筆者にその疑問点を投げかけてください。あなたに限定した解決策を提案できるかもしれません。そして、筆者と同じ立場に立ちつつある上記の先生には、老婆心ながら生徒さん一人一人に寄り添った指導をしていただくようお願いします。

(基本18-1) ( ♪♪ 当面は 基本をしっかり 身につける )               初心者に限らずゴルフの経験者の方も、TBGを始めるにあたって戸惑うのが「籠入れ」です。それは、これまでどんなスポーツを経験してきた人にとっても、籠入れは初めて目にすることとなる「スキル」が必要になるのです。つまりTBGを始めるにあたって同じスタートラインに立つことになるのが「籠入れ」であってそのコツをつかむことは同期の中でスタートダッシュができる分野なのです。「籠入れ」に当たって「マットの活用法、正しいグリップの仕方、アドレスの取り方などの基本」を一刻も早く修得しましょう。最初は若干の違和感や苦痛が伴うかもしれませんが、そこから逃げだすことなく基本を指導してくれる良き師の指導をいただいて、TBGの本質特に籠入れを学び取ってください。なかでも、慣れないクラブを自分の見方にするためには、なんといっても素振りを大事にしてください。初心者の域にあるあなたにとって、あえて「シャトルボールが置かれていないマットを、シュッという音が出るほどクラブのソールで勢いよく擦るような素振り」を身につけるのが第一のコツです。とかく、ボールを打とうとすると素振りの時のリズムと異なってしまう方が多いのですが、ボールをセットしても素振りの時のリズムが変らないようにスウィングできるようになりましょう。このリズムを変えることなく正しくスウィングができることこそ、2番目に大事な基本中の基本といっても過言ではないといえます。正しい素振り・スウィングであることをあなたの師に見ていただくようにして、くれぐれも素振りで下手を固めないようにしてください。間違った練習で下手を固めると、その修正にはそれまでの練習の倍以上の時間がかかることになります。

17 ゴルフでは あなたがすべてを 決めてゆく

(基本17-0) ( ♪♪ 何事も あなたが決めて 進めます )                ゴルフでは、通常キャディーさんがあなたのそばにいて、「グリーンまでの距離の確認、クラブ選択、パッティングの際のラインの曲がり具合、グリーンの傾斜状況、迷ったときのレイアップの要否」等あなたが何かに迷ったときに色々アドヴァイスを求めることができます。しかし、ゴルフ同様TBGでも、同伴競技者や、ギャラリー等からアドヴァイスを求めることは禁じられています。そのうえで、競技中の最終決定は全てを自分が行うことになりますのでご注意ください。                  

(基本17-1) ( ♪♪ 練習は 一人立ちを 念頭に )                    TBGでもキャディーさんは同行しませんので、コースに出ると何事も自分で決めてラウンドすることになります。しかし初心者の域にある時は、すべてが雲の中ですので、暫くはそれこそ一から十まで先生にご指導を仰ぐことになります。この時期で大事なのが、先生の教えをこれからの長いTBG競技にどう生かしていくかです。右の耳から入って左の耳に抜けていくようでは、一人立ちの時期は何時まで経っても来ないといえます。先生は、あなたの経験に基づいてご指導されています。指導を受けている時間では、先生の言葉の意味するところを全て吸収し、その場で実践し、自分の言葉に置き換えて脳に記憶していくようにしましょう。できれば、あなた独自のメモ用紙に記録する習慣をつけるようにすれば、後々まで大切な宝物となること請け合いです。

(基本17-2) ( ♪♪ 判らない ことはその場で 質問を )                 先生も一人の人間です。できるだけ平易な言葉を使っていただけているとは思いますが、これまで別々に生活してきたあなたに正確に理解できるであろう言葉を使えているかは定かではありません。あなたがもし理解できないことがあったなら、その時は遠慮せずにその場で確認してください。専門用語を使わないで、「あなた語で説明し直してくれる」ことでしょう。ここまで打ち解けて先生とあなたが対等な立場に立てればしめたものです。あなたの明日は明るいものになりますよ!!

(基本17-3) ( ♪♪ 明日にでも 先生そばから いなくなる )               あなたが独り立ちしてラウンドする時には、先生はそばについていてくれないものと考えてください。コースデビューからしばらくは、ルールを実戦で身につけていただくために先生は共にラウンドされるでしょうが、何か月にも亘って先生以外とのラウンドが出来ないようでは、生徒さんだけでなく先生にとっても問題ありです。先生も、いつまでも付き添うようにはしないで、生徒さんが一日でも早く一人立されることを目指してください。なかなか治らない欠点を修正する以外、ショットごとにアドヴァイスをすることは、一人立ちを阻害すること間違いなしです。ミスを犯した後に、その原因とともに対処方法をアドヴァイスする程度にとどめていきたいものです。あなたも先生のアドヴァイスなしでプレーできるようになるまで、先生のいないところでも練習に励むようにしましょう。きっとその努力・姿勢に対し、先生は温かく見守ってくれることでしょう。その練習を欠かさず常に基本に戻ってみることでなぜミスが出るのかを理解できるようになるでしょう。そのミスの本質を見抜いて基本に戻ることは、その基本が意味していることがわかっていなければできないのですが、一見遠回りに見えるような原点回帰をしてみることも大切です。先生も、基本の意味することを掘り下げてご指導されると、生徒さんに実力がつき一人立ちできる日を早く迎えることができるでしょう。その日が来たと感じたときは、あなたは恩返しの意味でも、成長度合いを先生に披露してみませんか?

(基本17-4) ( ♪♪ 基礎覚え 応用編へ 移行する )                   筆者の周りには、TBGを覚えてから数年経ってもいつまでも先生と二人きりでのラウンドを楽しんで?いる方を見受けます。いわゆる子離れ・親離れの問題といえるのかもしれません。野生動物は、子離れの時期を不思議なのですが熟知しているものです。人はそれぞれ持って生まれた体の特徴が異なります。加えて、これまでどんなスポーツとどの様に向き合って楽しんできたかによっても、スキルの習得力とともに体の使い方については皆が皆同じではないのです。先生から生徒さんには、一般的に基本を教えていただくのですが、その後の成長度合いは、あなたがどのように基礎をアレンジして自分独自の技術に昇華できるかにかかってくるのです。

(基本17-5) ( ♪♪ 子離れを 祝う気持ちが 成長へ )                  先生は、生徒の成長を願いつつ子離れをして温かく見守るようにしたいものです。何時までも生徒さんのそばで成長していく姿を見ていたい気持ちは理解できないわけではありません。生徒さんがラウンドする時は、個人競技であるので、そばにいて一打毎にアドヴァイスすることはことはできません。生徒さんが一日でも早く一人立ちできるようにしてあげのも先生の大きな役割です。いつもそばで見てきた利点として、生徒さんのスウィングの欠点を指摘してあげて、なぜミスになるのかの原因とともに改善点のヒントを出してあげる機会を持つことは素晴らしいことです。自分で考える習慣をつけてあげることが、今しなければならない指導だといえるでしょう。こうすればいいという具体的な指導をする方が簡単だと思いますが、生徒さんにとっての本当の実力向上にはならないでしょう。それこそが生徒さんのために、この欄では、あえてきついことを述べさせていただきますが、この上なく楽しいTBGというスポーツをすべての愛好者が一日でも早く、また一日でも長く楽しんでラウンドできるようにと願ってのことです。ご容赦ください。

16.練習時の片手だけを使ってのスウィングは大変効果があります。

(基本16-0) ( ♪♪ スウィングは 片手の素振りに 効果あり )              とかくスウィングは力任せに行ってしまいがちです。力任せでは、せっかくクラブに備わっている機能を生かすことはできません。私達は、こう動きたいという「クラブの意思」を尊重して、クラブの動きに任せるようにしましょう。それには、練習方法の一つとして片手打ちというものがありますので、それを早く修得しましょう。

(基本16-1) ( ♪♪ クラブには 最新の技術が 詰まってる )               あなたは、どれほどクラブの性能を理解・信頼できているのでしょうか。あなたのクラブには、少なくとも筆者の理解をはるかに超えた技術が施されていて、地面に鎮座ましましているシャトルボールを「ターゲットに向けて運んでいこうとする素晴らしい技術」が集約されています。その技術を生かすには、私達はできるだけ手や腕でクラブ操作をしないことが最大のコツといえるようです。筆者がクラブ活動を共にさせていただいていたK先達の素晴らしい遺言であるかのように頭に残っている「手で操る操作ができない練習方法」があります。それは、あなたもどこかで耳にされたことがある「片手打ち」です。右手一本でクラブを持ち、例えばゴルフボールを5m~10mくらい先のターゲットに向けて下手投げするようなイメージでスウィングするのです。この下手投げは距離感をつかむのに非常に有効だといわれており、「力を入れることが出来ない感覚をスウィングに生かす」のです。それを素振りと実際にシャトルボールを打つ二通りのスウィング練習に取り入れてください。きっと、クラブの重さを実感できるとともに、クラブが動きたいようにスウィングする感覚を味わうことが出来るでしょう。

(基本16-2) ( ♪♪ 確率の 高いスウィングを 心がけ )                リスクを少なくするには、確率の高いスウィングが欠かせません。それには、インパクトゾーンの長さがポイントになります。シャトルボールを点で打っていこうとすると、成功率が下がりがちですので、上級者ほどゾーンでとらえているのではないかと思われます。多少シャトルボールの手前にヘッドが入ったとしても、ゾーンでとらえることが保険をかけた打ち方になりますので、大きなミスにはなりません。ヘッドがショットマットの上を擦るようにシャトルボールを運んでくれるのです。もちろん、ライがベアグランド状態の時はクラブがはじかれるリスクがありますので、そこはあらかじめライの状況に対応するために、クラブを立て気味にしてバンスにより地面に弾かれ辛くする工夫をこらすことでクリアできます。

(基本16-3) ( ♪♪ 左手は クラブを摘まむ ようにして )                左右の手のバランスも大切です。一般には、右利きの人は左腕を主体にスウィングすると良いと言われています。しかし、左手に力が入りすぎるといいことはありません。左手は、中指と薬指の2本の指で包むような感覚でグリップするのが良いと言われています。すると、インパクト直前で手首が甲側に折れなくなり、ヘッドが長く低く動く結果、インパクトゾーンを長くとれる効果が期待できます。まだまだ進化の途中にあると考えている筆者にとって、このインパクト前に左手が甲側に折れることで生ずる当たり損ないのミスを減らすことが徐々に出来てきています。

(基本16-4) ( ♪♪ インパクト しゃくればボールは ライナーに )            籠入れに慣れないうちは、クラブをしゃくるようにしてシャトルボールを籠に入れようとしがちです。ゴルフの経験がある方は身に染みていることでしょうが、クラブをしゃくりあげるようにすると、トップやダフリの原因となり、ボールは決してフワリとした飛球線は得られせません。極端に言えば、マットの先まで擦り続けボールを押し出すようなイメージも有効な方法です。ここでも、右手一本でスウィングする感覚を持ってもいいのかもしれません。例え自信があっても下半身を動かさないというような想いで、ショットの前の素振りで作ったイメージを活かしていくのも有効ですよ。

(基本16-5) ( ♪♪ 片手での スウィングすれば リズムでき )              片手でのスウィングができるようになると、あなたが求めるゆったりしたリズムが身につくことでしょう。この片手スウィングですが、両手でクラブを持ってスタンスをとってください。その時、あなたのグリップは両足のどこにセットされていますか?左足の付け根(右利きの場合)にあるでしょうか。ここにセットされていれば、スウィング時の最下点が、シャトルボールの球部の左側に来ることになり、クラブの性能を最大限に生かせるようになります。次に、左手だけをクラブから離してください。こうして、両手でスウィングするように体を回転し、右手だけでシャトルボールを打つのです。バックスウィングではグリップを硬くしてはいけません。柔らかくしておいてください。この時、籠入れの場合はコックを意識しない方がいいというのが基本ですが、フルショットに近くなれば、アーリーコックを意識する(筆者はしていません)ようにしてもいいでしょう。こうして、頭を動かさず背骨を軸に体を回転してクラブを振り抜こうとすれば、必然的にゆったりとしたリズムで打つことになり、再現性の高いスウィングを手に入れることが出来るでしょう。できれば、利き手ほどスムーズにはできないかもしれませんが、左手だけでもスウィングできるようになりたいものです。余裕がある方は、シャフトを握る位置を短くする方法を取り入れてみることで、飛距離の変化も実感できるでしょう。この片手スウィングのリズムを修得したあなたは、両手でも理想的なゆったりしたスウィングができるようになっているはずです。あなたはこれからのプレーがきっと楽しみになっていることでしょう。

(基本16-6) ( ♪♪ 左手を 体の近くに 通すこと )                   小手先を使わない再現性の高いスウィングというものは、クラブが通る道を作ってあげることだと何度か言ってきました。ここでは、ダウンスウィングの後半からフォローにかけてのヒントとなるものをご披露します。それは、ダウンスウィングで左腰を回して体の左側にスペースを作り、左手をできるだけ体の近くを通るように意識しすることです。自然に左脇が締まって腕と体が連動し、体幹の力がシャトルに伝わって強い打球を得ることが出来ます。さらに、これができることにより手を体の正面に保ったままのスウィングが実現し、手打ちや振り遅れを防ぐことになって、球筋が安定することにつながります。これができるようになると、左手の甲は空を向くことなくインパクト後も下を向いていることでしょう。なお、左腰の回転が不足すると左手を振っていくスペースがなくなってしまい、左手が体から離れて左脇が空いてしまいます。フェースが開きシャトルが右に飛んでいく原因になりますのでご注意ください。

15.籠入れはスコア作りの肝で、そのポイントについて抑えていきます

(基本15-0) ( ♪♪ 籠入れは ここを抑えて ゆったりと )                ホールイン直前の籠入れショットは、何かと気を遣うものです。これから籠入れに向かおうとしているのに心に余裕がなければ話になりません。まずは冷静になって置かれたライの状況等を見極めましょう。そのうえで考えるべきポイントを抑えることが出来れば、正しい選択ができ90%の確率で籠入れは成功したも同然です。籠までの距離に応じて、グリップを握る長さ、クラブの開き具合とスウィング(特にバックスウィング)の大きさ等で調節することになります。以下に述べるポイントを抑え、再現性の高いショットができるように日頃から練習しておきましょう。

(基本15-1) ( ♪♪ 籠入れで あなたはパンチを 入れますか? ) 籠入れには、大きく分けて2つの方式があります。それはパンチ式とスウィープ式です。それぞれに後述するようなメリット・デメリットがあります。これらを混同したショットをするとミスになりますので、籠入れに当たりそれぞれの特徴を思い出し、シャトルが今どんな状況のライに置かれているのかを見極めて対応しましょう

(基本15-2) ( ♪♪ 籠までの 距離も大事な ポイントに )               まず第一に、アドヴァンテージホールの真下からシャトルまでの距離を見てください(20cm?それとも40cm以上?)。次に、今まで修得してきたスキルで、地上から50cmプラスアルファの高さに、重さ30g弱のシャトルが「舞い上がってくれるかどうか」を判断するのです。この判断をした後は、自分のスキルを信じて 迷わずにアドレスに入り、時間をかけることなくショット していくことが大事なポイントになります。

(基本15-3) ( ♪♪ パンチ式 打ち込む場所に 集中を! )                 籠入れ時にパンチショットを採用する場合は、バックスウィングを大きく取らず、きっちりとシャトルをとらえた後、フォローも取らないような意識が良いと思います。バックスウィングを大きくとらないことで、クラブが正確にシャトルをとらえることが出来、適度に開いたクラブでアドバンテージホールの上部を余裕をもって飛び越せるだけのヘッドスピードをつけてあげることになります。フォローを大きくとることには力みを生むリスクがあります。また、芝が薄かったり凸凹のライの上でも、クラブがグランドにはじかれるという恐れも少ないでしょう。デメリットは、クラブが毎回シャトルに正確にコンタクトしていなければならないことです。そのうえで、クラブの開き具合に微妙な調整をする必要もあります。練習で正確性を向上させましょう。

(基本15-4) ( ♪♪ スウィープは 許容範囲を 広くする )                スウィープ式は、クラブをこれ以上ないくらい開いて ゆったりと大きなフォローを取ったスウィングがお勧めです。クラブの開き具合で、シャトルが舞い上がる高さと飛距離を調節するようになります。少しくらいダフリ気味にクラブが入っても問題なしです。芝が薄かったり凸凹があるライでは、クラブがはじかれることがあるということがデメリットのひとつとなります。フォローが小さいと方向性に優れた高く舞い上がるショットを得ることできません。

(基本15-5) ( ♪♪ スウィングは ヘッドスピード 落とさずに! )            パンチ式とスウィープ式に共通しているのは、籠が近いからといって、スウィングで力を抜かないことです。シャープにコンという心地良い音が聞こえるようにしましょう。敢えて言えば、籠に近くなるほど大きくスウィングする意識を持ちたいものです。30g弱の重さを有するシャトルにクルリと回転させたうえ50cmの高さにシャトルが舞い上がるようにするためです。クラブに仕事を託す気持ちでスウィングすることが、あなたの篤い思いはきっと成就させてくれるのです。

(基本15-6) ( ♪♪ 条件が 変わればその度 対応を! )                 20cmからの籠入れを成功されたあなた、1mからの籠入れにはどう対応されますか?この2つの例で同じスウィングで籠入れをする場合、ミスになるのはほぼ確実なのはお判りのとおりです。20cmからの籠入れの時のシャトルの飛距離は高い弾道を描き最大で130cmなのです。両者で同じスウィングをすれば、1mの籠入れ時にはシャトルを高く上げるのは邪道といえ、籠の手前に落ちてしまう確率さえ出てきます。つまり、条件が変わればスウィング等に調整を加える必要があるのです。その調整とは、クラブの開き方、スウィングの大きさ、シャフトを握る位置、ショットする方向等です。筆者の近くにおられる愛好者の方は、20cmの籠入れでは下半身を動かさず、いわゆるカット打ち、スウィープ式を採用されている方が圧倒的に多いのですが、1mの籠入れともなれば、パンチ方式に変えていたり、下半身を使って籠にまっすぐにショットされている方の方が多いように見えます。2mから5mと距離が伸びていけば、同じスウィングで籠入れをしている人を見つける方が難しいくらいで、千差万別の籠入れスタイルがあります。この距離の変化に対応するように段階的な調整の仕方を練習により身につけるのもいいのですが、調整の仕方が少ない方が再現性は高くなるのは事実です。いずれにしても、日ごろの練習をしっかりこなすことに勝るものはないようです。これからあなたがコースに足を運ばれ、籠入れを楽しんでいる姿をコースで拝見するのを楽しみにしている筆者がいます。

(基本15-7) ( ♪♪ 手を抜かず 状況掴んで ショットする )               ゴルフでは、スコアをまとめてくれるのがアプローチとパッティングです。プロゴルファーの競技をTVで見ていると、短い距離になるほどホールまでのライや傾斜、風、距離の把握等にことのほか気を使っていることが分かります。私達のTBGではスコアを左右するのは籠入れです。あなたはどのくらい気を遣っていますか?筆者も例外ではありませんが、わずか1mだからといって気楽にショットしている人があまりにも多いと感じています。その結果、集中力を欠いたミスにつながってしまうのです。ラウンドを通して気を抜いてはだめだとは言いません。肝心の時にはTBGにも欠かせないマインドコントロールが必要です。マットの下の芝がフカフカの時はだるま落としになるかもしれません。砲台の籠に対しては、シャトルが高く出がちで距離が減殺されます(これらはクラブを若干閉じ気味にしたらどうでしょうか)。つま先が下がっているとシャトルは右に飛びがちです(左方向へのショットを)。籠入れは距離が短いだけに、チョットしたミスが命取りになります。もっと籠入れショットに集中してみましょう。こんなチョットした条件の悪い時にこそ、努力を重ねている日頃の練習の成果を披露するチャンスです。同伴競技者や籠周りで注目している先輩たちから、ナイスショットの声をかけていただけるチャンスです。その一言により、今日一日がより楽しいものになり、食事もおいしく頂けることになるのです。

(基本15-8) ( ♪♪ ストローク 再現性は 3種から )                  籠入れは、何度やっても確実に成功させる意識を持っていきましょう。そのなかでも、ポイントは「アームコントロール」と呼ばれるストロークです。これは、「肩と腕、手首で作られる三角形を崩さずに行うスウィング」で、大きなU字を描くようになります。当然意識としては、クラブも固定されるようにリズムよくスウィングだといいます。シャトルボールの直前からそのシャトルボールの1.5倍くらいの幅においてスピードを最大につけるようにします。別の方法は「リストストローク」と呼ばれ、「リストコックを使う方法」です。これは、リストを解除する位置が最も重要でシャトルボールの直前で強い打感が出るようにし、V字を描く意識をもって打って終わりという感じでしょうか。リストの解除が早いとトップとなるリスクが伴います。そしてもう一つがこれらを混合した「コンビネーションストローク」と呼ばれるものです。基本的には、上記の三角形を維持しながら手首(リスト)を使うものです。別の二つの良い点を活かそうとするストロークですが、リスクも伴います。自分のクラブの特性にもよりますが、初心者のうちは、リスクの少ない「アームストローク」で籠入れを覚えつつ、ご自分のクラブの特性を活かして徐々に自分が練習でつかんだ最も再現性が高いと思われる方法を選択するようにしましょう。周囲の人のアドヴァイスも大事ですが、自分で色々な方法を試し、自分独自のストロークを作り上げる方が大事です。因みに筆者は、籠入れはアームストローク、ロングショットはコンビネーションストローク、中距離はリストストロークを採用しており、正確性が求められるコントロールショットでは、アームストロークを基準にしています。

(基本15-9) ( ♪♪ 籠入れは ポイント押さえ 潔く )
 ミスした後の修正が効かないのが籠入れです。そこでそのミスが起きないようにショットするポイントは何かということです。マットに置かれたシャトルを「狙った方向に50cm以上高く舞い上がらせる」時にミスが生じにくいショットをすることにつきます。「狙った方向に」を達成するためには、マットに引かれている白線を活用しショットする方向に正しくセットすることです。「50cm以上高く舞い上がらせる」とは、インパクト時に力を抜かずにということが大切になります。次に、シャトルとマットの間にコックを使わずに身体を固定する感覚でリーディングエッジを入れるようにすれば精度の高いインパクトを迎えることができるでしょう。腕を除いた身体全体を固定するようにするのは、体が動くことによるミスを制御するのが目的です。ここでの籠入れショットはインパクトで終わりではありません。マットの先シャトル一個分以上低く送り込むようにしてください。この送り込みがターゲットに向けての方向性の良さとインパクト時にシャトルがクラブフェース上をすべるようにしてクルリと回転して高く舞い上がらせてくれます。時々はこの回転しているシャトルの雄姿を確認しましょう。インパクト後にクラブフェースをシャトルを50cmの高さに上げようとしクラブフェースを高く振り上げると、ダフリやトップというミスを生じやすくします。ミスが起こりにくい方法というものを考え採用することが再現性を高くしてくれるのです。筆者はこれがミスが起こりにくくなる基本だと考えています。後は、練習であなた独自の方法(例えばコックを使う方法)を編み出してみてください。    

14.スコア作りには、短距離のショットにも重要なポイントがあります

(基本14-0) ( ♪♪ 短距離を 制する君は 救われる )                  「スコア作りは、籠入れにある」というのが通説ですが、短距離のコントロールショットも重要です。籠入れが可能と思われる距離に寄せたとしても、せっかく苦労して籠周りまで運んできたのに、籠をオーバーしてしまったのではそれまで繋いできた好ショットが水の泡です。そんな時には、あえてコントロールショットで刻み次のショットで余裕の距離での籠入れを目指すのも、立派な選択です。再現性の高いコントロールショットを駆使してスコアをまとめていきましょう。

(基本14-1) ( ♪♪ スタンスが スイング軌道を 作り出す )               私達が使えるクラブは、ラウンドを通してゴルフでいうウェッジに相当する1本のクラブのみです。ゴルフの経験がある人にとっては、このウェッジというクラブはオープンスタンスでスイングするというのがほぼ常識となっているようです。では、どのくらいオープンに構えたらいいのか、その基準は実に曖昧いわざるを得ません。あえて言えば、経験に裏打ちされた開き加減とでもいうのでしょうか。毎回同じスタンスをとるには、打ち出す方向にスクエアに構えるのが間違いのないところですが、オープンに構えるにしても極端にならないように練習でつかむのでしょうか。できれば左足の踵を地面につけたまま、つま先だけターゲット方向に開く角度の基準を作っておけば、毎ショットで大きな狂いは生じないでしょう。因みに筆者は、せいぜい30度程度の開きに抑えるようにしています。つま先を開くことで、懐が広くなりクラブが通る道を作り出してくれることに加えてフォローで体が左に流れないで済むというメリットもあります。

(基本14-2) ( ♪♪ 連続の 素振りも大きな 効果あり )                 スイングを安定させる方法として素振りがあります。素晴らしい素振りをしている人が、いざシャトルを置くとスイングが変わってしまうという人が筆者を含めて沢山います。この改善策として、連続素振りが挙げられます。実際にシャトルを打つことを想定して、ショットマットをこするように素振りするのです。スイング軌道が安定するという素晴らしい効果があります。シャトルを置いてもそのスイングを再現できるようになれば最高です。

(基本14-3) ( ♪♪ 点でなく 面でスイング 忘れずに )                 シャトルを打とうとすると、意識はしていないのでしょうが当てて終わりとなっている人が多いように感じられます。これでは、シャトルが飛ぶ方向の安定度が減殺されます。シャトルが置かれているところからショットマットの先端を過ぎるところまで、点でなく面あるいは低く長い線を描くようにしてショットマットを擦るようにしていきましょう。このスイングにより、球部がクラブのヘッド上を駆け上がるようにしてシャトルが這い上がり、多い少ないは別にしてシャトルがくるりと回転しながら飛んでいく光景が確認できると思います。まるで歌謡曲の歌詞に出てくるように、トンビが大空を舞ったり虹がかかったかのように見えているのは筆者だけでしょうか。

(基本14-4) ( ♪♪ スタンスが 広すぎるのは ご法度だ )               アドレスにおける適切なスタンス幅はどの位がいいのかと聞かれることがあります。ゴルフ雑誌ではティーショットは、肩幅位といっています。それは、体幹を維持するのに最適だということです。しかし、短距離のスイングにはこの肩幅の基準はどうなのでしょうか。それは、広くとることにより体がぶれてしまう原因になり得るし、距離が短い場合再現性の高いスイングをするにも、体幹の維持似は欠かせない要素です。安定したスイングをしている人には、両足を閉じている人もいるくらいです。閉じないまでも、いつも同じようにという基準がないスタンスに高い再現性に欠けると考えた方がよさそうです。方向性が安定しない方はスタンスの幅の取り方について一度試されることをお勧めします。

(基本14-5) ( ♪♪ 耳使い 再現向上 コンタクト )                  あなたにはないのかもしれませんが、ミスショットしたときには、例えばグシャという音が聞こえてくるものです。しかし、ナイスショットの場合は「コン」という衝撃の少ない澄んだ音が聞こえてきます。そこで皆さんもこれからは、この音を聞くことを目的にした練習時間を持つことをお勧めします。その際には、約30gあるシャトルにコンタクトする時にはクラブに適度のスピードをつけるようにお勧めします。インパクトして終わりのスイングでは、コンという耳に心地よい音はあまり期待できません。交響曲を演奏するときの指揮者はタクトを使います。筆者は、TBGのプレーの際、このタクト(指揮棒)の代わりにクラブでコンと音を出すのがコンタクトだと考えていますよ。久しぶりの駄洒落になってしまいました。お許しを!

(基本14-6) ( ♪♪ これからも 距離の打ち分け 楽しんで )              これまで、短い距離を制覇する際のコツとなる考え方を述べてきましたが、基本14のまとめとして、クラブの使い方を復習しておきます。籠周りでは、多くの方がクラブを寝かせていることと思います。同じ寝かせ方で短距離を征服することは難しいですよね。5m、10m、15mと距離が延びるにしたがって、クラブは立てていくのが自然なテクニックになります。更に、籠周りではグリップはシャフトを短く握って使っていたと思いますが、距離が長くなるにつれ徐々にグリップを長くして使っていくことでしょう。更に、スイングの大きさを変えることも大事です。このクラブの寝かせ方、シャフトを握る長さ、スイングの大きさの組み合わせ方は、一本のクラブでいろいろ工夫してプレーしなければいけないTBGの楽しみの一つと考えているという愛好者の声が沢山聞こえてきます。TBGに絶好の季節です。鳥の声、虫の声とともに、コンという気持ちの良い音を聞くために、今日も工夫することの楽しみを大いに味わいましょう。

13.心の持ち方で成果が違うことを念頭において練習しましょう

(基本13-1) ( ♪♪ 練習は 心の持ち方で 成果出る )                  なんのために練習するのか、その練習が実戦でどう生きるのかを考えるようにしましょう。とかく、早く上級者の仲間入りをしたいとの思いなのか、「いつもいい球を打つ」ことしか頭にない方が多いように思います。長年ゴルフを楽しんできたあなたでも、漠然といいスコアを目指してスタートするものの、いきなり大たたきをすると今日のゴルフは終わったと投げやりなプレーに終始した経験があるのではないでしょうか。こんな人は、悪いときでも悪いなりのスコアでまとめられる本物のプレーヤーとはいえないのではないでしょうか。調子が良ければ、ダントツのスコアでホールアウトするものの、ある時は信じられない大タタキをしているようでは、誰もが尊敬するような本物のプレーヤーとは呼んでくれません。ゴルフ同様、思い通りにいかないことの方が多いのがこのゲームなのです。たとえミスと出会ってもどう軌道修正し、目標スコアに少しでも近づけられるかという努力を惜しんではいけません。プレーするに当たっては、常に明確な目標・志を持ってプレーする気持ちを失わないようにすれば、きっとご褒美として明日への道が開けてきます。あなたにも、TBGに手を染めた今だからこそ、誰もが一目置くプレーヤーを目指していただきたいのです。そして、あなたには常に次の世代の愛好者を育てる気構えを持っていただきたいというのが筆者の大きな望みです。

(基本13-2) ( ♪♪ 結果出す 正しい努力の 積み重ね )                連日熱心に練習を欠かさないにもかかわらず、実力が思うように上がらないと悩んでいる方がいるようです。なぜでしょうか。その理由を説明するのに格好のある経営者の言があります。それは「結果を出すためには正しい努力の積み重ねが必要である」ということです。この言葉にはキーワードが隠されています。それは、「正しい努力」と「積み重ね」の二つです。練習の仕方が適切でなければ、下手を重ねていくようなもので、練習すればするほど下手になっていくことがあるというのです。いくらサッカーの練習を熱心にしてもTBGの技術が向上が望めないのは当然のことなのです。TBGの上級者になろうと志したのであれば、TBGの技術を上げるための正しい努力が必要なのです。その正しい努力とは何かを掴まなければならないのです。「籠入れの適切な方法」、「ショットにおける体の正しい使い方」、「クラブの適切な使い方」等です。これらを積み重ねていくことで、ある一定水準までは必ずレベルアップできます。しかし、基本となるスウィングを知ったうえで練習を重ねていっても、誰でもが上級者たる域に達するとはいえませんが、本質を知ったうえでその実力を高めるための正しい努力を積み重ねていけば、きっと目指す水準に近ずくことができるのだといえるのです。その際、あなたが信頼できる方の助言を得られることで、寄り道をせずに目的とする水準まで到達できるでしょう。寅年にあやかって、あなたもトライしてみませんか。

(基本13-3) ( ♪♪ 成果出す 三つの要素の 掛け算で )                考え方によってはTBGの成果を大きくすることができるようです。長嶋茂雄さんの言葉を借りれば、成果とは「考え方」と「熱意」、「能力」の掛け算の方程式(成果=「考え方」×「熱意」×「能力」)になるのだそうです。この掛け算ということがポイントです。TBGが素晴らしいゲームであると知ったあなたは、その練習には並々ならぬ熱意を傾けていることと思います。この熱意には何の不足もないことと思います。能力ですが、ゴルフ経験者と初心者では、出だしには大きなハンデがあるのは否めませんが、練習の仕方次第で能力はグングン向上します。現に、ギフトボックスでの体験教室に参加された方の実力向上には目覚ましいものがあります。また、自分は不器用であるとしり込みされる方もいますが、ご安心ください。不器用な方の方が進歩が速いという人もいるくらいです。因みに、熱意が10で能力が50の方は、足し算なら60ですが、掛け算ですから500となります。ここで熱意が30で能力が30の人であれば、足し算なら前と同じ60ですが、掛け算ではなんと900となります。熱意が能力を補って余りがあるといえます。そこで、もう一つの考え方ですが、まだ自分は初心者だからと一歩引きさがれば、マイナスとなってしまいます。これから頑張るぞという考え方で努力を重ねるのであれば、プラスですから、成果は大きなものとして返ってきてくれます。あなたもプラス思考をもって明日の練習でさらに大きな成果を出せるように頑張りましょう。あなたが前向きであることが大切なのです。

12.コーチとのコミュニケーションを密にしましょう

(基本12-1) ( ♪♪ コーチには 遠慮をしないで 噛みつこう )             初心者(ここでは「被コーチ」といいます)にとって、初めて手を染めるスポーツにいかに早くなじめるかは、間違いなくコーチの手腕にかかっているといえます。それだけコーチには被コーチが何を求めているかはもちろん、当該スポーツの基本を効率的にコーチングしていく義務があるのです。TBGについていえば、籠入れだけを黙々と繰り返すだけでは被コーチは飽きてしまいます。コース内を楽しくラウンドしている人には、籠入れの重要性は身をもって感じているはずです。非コーチにとってラウンドする楽しみを求めてTBGに手を染めたのに、籠入れがまだうまくできないからといって、何時までもコースに出られないのでは、籠入れをやるためにTBGを初めたのではないといってTBGから離れていっても当然でしょう。コーチは、技術習得のマニュアルに沿った練習を進めるのは非常に大切ですが、被コーチの気持ちはそれ以上に大切にするべきだと考えます。コース内の空き具合をみて数ホールだけでもラウンドする機会を作ってください。そこで被コーチにあえてお願いしたいのが、コツを始めコーチが使う専門用語のような言葉の意味が分からない時は、遠慮なくその旨素直に言葉にしてください。それが二人のコミュニケーションをスムーズにし、コーチが思い描くマニュアルの達成、被コーチが求める実力をつけることにもつながるのです。

(基本12-2) ( ♪♪ なぜなのか それをあなたに 伝えたい )               長い間我が国の教育は、個人の特性をそっちのけでまるで金太郎飴方式で「こうやりなさい」と教えてきた時期がありました。お陰で世界では通用しないような個性のない秀才?が多数排出されてきました。教育界が変革され、最近でこそノーベル賞を受賞するような方々が増えてきたのは喜ばしい限りですが、残念ながら私達の周りには、旧態然とした教え方がまだまかり通っているように感じます。その典型的な例としてあげられるのがTBGの初心者はもちろん、上級者の域にある方でも、ある時壁にぶち当たって、「シャトルが右に飛べばシャンクだ、左に飛べばひっかけだ」といって、その対処法をくだくだと説明しているケースをたびたび耳にすることです。この対処法を真に受けると、そのあとのショットは往々にして散々な目に合ってしまいます。それは、そのミスがなぜそうなったのかの原因を正しく判断できていなかったことが原因です。アドヴァイスをする方は、そのショットの誤りを正しく理解して、ここをこうしたからこうなったのだというようにその人が納得できるように説明してあげたいものです。全員ではないでしょうが、傾向としてギリシャ人は、物事を「なぜそうなるのかを理解してから一歩を踏み出した」といいます。あなたも、受けたアドヴァイスの本質をつかむようにしてください。例えば、スウィングのリズムが早くなり、体の回転が伴わなかったことでフェースが左を向いたままインパクトを迎えたケースでは、シャンクをなくす対応を指導されても何の解決にもなりません。こんな時は、その人本来のゆっくりしたスウィングのリズムに変えるだけでナイスショットになるかもしれません。同伴競技者のスウィングをじっくり観察することがポイントになるでしょう。クラブフェースがターゲットにまっすぐ向いていなかったと確認できることが多いものです。情けは人の為ならずです。いつもこんな正しい対応をしてあげると、それが自分に帰ってくるようになり、あなたもナイスショットを連発できるようになることでしょう。

11.アドレスにはもっと気を遣いましょう

(基本11-1) ( ♪♪ 疎かに することなかれ アドレスを )               コースでラウンドしている人の姿を、自分の勉強のために片隅から眺める時間をできるだけ持つようにしています。押しなべて、初心者の方に背中を丸めてアドレスしている姿が多く、それを同じ組の同伴者の方が見過ごしていることが気になります。そういう方は、スウィングの際,概して体が大きくぶれてショットが左右に散らばりがちです。そういう人を見ていると見過ごせなくなり(ジャニーさんの「ユー、やっちゃいなよ」という声に背中を押されて)、「あえて偉そうに背筋を伸ばし、若干腰を落とすようにしてアドレスする」ことをアドヴァイスしたくなります。そうすることには2つの利点があります。一つは、背筋を伸ばし若干腰を落とすことで、体幹がぶれることなく芯ができた安定したショットに結びつきます。これだけで、打球の方向性が安定してきます。特に、籠入れでは体が左右に動いては話になりません。籠入れの上手な方をよく観察してください、動くのはほとんどクラブだけで、体は前後・上下・左右に動いていないこと気づくでしょう。二つ目は、猫背にした姿を見ればお分かりのように、そこには勢いのある姿(これが姿勢です)を感じません。いかにも自分のショットには自信がありません、というように心が落ち込んでいるようにしか見えません。背筋を伸ばせばそれだけで堂々として気持ちの良いショットができます。あなたの周りで華麗にプレーしている上級者のスウィングを盗み取ってしまいましょう。こういう技は、盗んでも罪にはなりませんよ。

(基本11-2) ( ♪♪ 基本から あなた独自の スタイルを )               ほかの頁でも触れていますが、物事、特にテクニックを使うスポーツには、基本というものが存在します。TBGも例外ではありません。これからTBGに手を染めようとしているあなたには、ぜひともまず基本を身につけることから始めるようお勧めしたいと思います。アドレスについていえばこうです。シャトルからフェースを離すことなく、目標に向けぴったりとセットする。両膝、腰、胸、両肩を目標に向けスクウェアにスタンスをとり、両足の土踏まずに体重を乗せます。左足のつま先は、フォローを取りやすくなるように少し外側に開きます。つぎに、グリップは右手が左手よりも下(右利きの場合)になるため右肩が下がりがちになりますので、右肘を軽く曲げるようにしましょう。この基本をもとに、あなたの体の特徴を加味して、再現性が確保できるあなた独自の方法にアレンジしていきましょう。このアレンジが難しいのですが、あなたが気の置けない先輩を見つけて、その方にアドヴァイスをいただけるようにお願いしましょう。あなたの熱意が相談を受けた先輩に通じれば、あなたが悩んでいる個所を適切に見極めたうえで、時間を惜しむことなくアドヴァイスをいただけることでしょう。

(基本11-3) ( ♪♪ アドレスは 背筋を軽く 伸ばします )               前傾姿勢のチェックポイントです。次の3点に留意して、体のバランスを崩さないようにしてスムーズに始動しましょう。「①背筋を軽く伸ばします②両腕とも余分な力を抜きます③体重は土踏まずより前の親指の付け根にかけるようにします」補足しますと、猫背で構えますと、バックスウィングの際トップで右上体が伸びあがってしまう傾向にがあります。逆に背中が反りすぎになると、上体はトップで左肩が下がってしまいます。両腕に力が入ると、トップで右肩が下がってしまいます。上半身はあまり力を入れず下半身はどっしりと構えます。体重が後ろよりにかかっていると、体幹が安定せずスウィング全体のバランスを崩しふらふらしたスウィングになって、スムーズな始動ができなくなります。

(基本11-4) ( ♪♪ スタンスは 肩幅を基準に 合せます )               スタンス幅は、男女でも違いがあると思いますが、肩幅を基準にすることをお勧めします。さらに、TBGは1本のクラブでゲームを進めていきますので、場面ごとに若干の調整を加えます。クラブはゴルフでいえばピッチングウェッジ相当を使い、ティーショットからアプローチ、籠入れまで一本のみで賄うことになります。したがって、ティーショットのスタンスは広めとなりますが籠入れのときは狭くする方が多く、極端な方は両足をそろえる人もいるほどです。ティーショットは、ある程度の飛距離を稼ぎたいので、肩幅よりも少し広めがお勧めです。狭いと体が左右にブレやすくなり、広すぎると軸が安定しませんので注意しましょう。アプローチショットでは、それこそターゲットを目指すことになるので、体のブレを抑えるために、若干スタンスを狭くしましょう。目標が見やすくなるようでしたら肩のラインはスクエアのままにして、左足を少し引き気味にしてオープンにスタンスをとる(クラブの通り道ができます)こともお勧めです。籠入れは、少しの体のブレによっても再現性を欠くことになりますので、特に下半身をどっしりと構えることが大切です。下半身を極端に低く構えて、どんなに大きくスウィングしても決して体がぶれないようにする人もいるくらいです。籠入れは、お手元のクラブ特性を活かして、それこそ他の人がまねできないような独自のスタイルを作り上げてしまうこともお勧めしたいくらいです。ちなみに筆者は、両親からいただいた下半身(足が短い?)の特性から、自然に構えれば、どっしりした構えがに取れます。感謝、感謝です。

(基本11-5) ( ♪♪ 今のミス 打つ前既に 原因が )                  岡目八目という言葉があります。当事者には気付かないことでも、端で見ている人には一目瞭然だというのです。上級者が放つターゲットのショットでも同じことが言えます。一つがアドレスの向きです。右に向いてアドレスしていてもそれに気付かなければ、ナイスショットしてもシャトルは自然に右方向に飛んでいきす。そのショットをスウィングのせいだと勘違いすると、その後のプレーは惨めなものになりかねません。初心者の方は特にこのアドレスの向きに注意が必要です。ミスをしてその原因が分からない場合は、同伴競技者あるいはいつもご指導いただいている先生に相談してみてください。アドレスの向きやシャトルの左右のセットの仕方のわずかな?ズレなど単純なことが原因だったりするものです。筆者がたびたびしてしまうのですが、判り切ったふり をして正しいところを修悪してしまうことがないようにしましょう。こんな時こそ、身近な「先生」にスウィングを見ていただくといいのではないでしょうか。せっかく完成間近なところまで来ているあなたの素晴らしいスウィングを台無しにしないためにも。

(基本11-6) ( ♪♪ 足元が スウィング作りに 大切か? )                アドレスに当たり、足元の重要性はあまり話題に上ることがありません。ゴルフ番組をTV観戦していると、パッティングの際ゴルファーがラインを跨ぐようにして移動していることにお気づきでしょうか。あの動作は、足元を通じて微妙なライの傾きをチェックしているそうです。シューフィッターの方は、あなたが靴を購入する際足のサイズを様々な方向から計測して、あなたにぴったりした靴をチョイスするのを助けるのが職業です。その靴を履くことによって、大げさに言えば人生が変ったかのようだという人もいるくらいです。また、靴に入れる下敷き一つで体のバランスを整えてくれるとも言われます。例えば、まっすぐ立った人の肩を少し押すと体がぐらぐら揺れていた人に、その人に合った下敷きを使っていただき、同じように肩を押してみると、体のぐらぐら感がなくなってしまうというのです。それだけ、足元がしっかりと安定させたのです。TBGのゲームでも、足元をしっかりさせてプレーすることの重要性が分かろうというものです。人の足もそうですが、人の体は一見すると左右対称にみえますが、ほとんどの方はどこかが左右対称にはなっていないものです。例を挙げれば、生まれつき左右の足の長さが違う男子プロゴルファーがいるそうです。そのプロはその違いを克服して、自分の特徴にすることでトーナメントに優勝されています。私達もどこかに欠点がある場合でも、工夫次第で克服できそうな気がしてきました。

10.「基本0-1」のアレンジの工夫の仕方の一考察

(基本10-1) ( ♪♪ ショットには 工夫凝らして 変化出す )               「基本0-1」では、自分の得意ショットを持ちましょうと提案しました。では、その得意ショットにむけて工夫を凝らすにはどうしたらいいのでしょうか。件の方は、15mの籠入れをするとき、18mの得意ショットを基準としてこんな工夫をしているといいます。「①シャフトを短く持つ②クラブを少し寝かせる(開く)③スウィングの大きさを控える」等です。狙いはもうお分かりのとおり、①はスウィングの大きさ、②はシャトルの飛球の高さ、③はシャトルに与える強さにそれぞれ変化を与えることで3m飛距離を抑えることにつながっていくのです。風対策としては、「スウィング方向を変える、ショットの高さを変える、飛距離をあえて落とす」等が考えられるでしょう。障害物の代表格である「池、L字、バンカー」等への対策は、飛距離のコントロールということになるでしょうか。アドレス時のスタンスをシャトル1個分左右に動かすことや、アドレスをクローズドやオープンにしてみること、ショットにおいて視線を上げてみる(右肩を下げる)ことも工夫の一つにあげられます。どの方法についても、練習場で試しておくことで、自分に合った方法を見つけておくことをお勧めします。ラウンドばかりが上達の道ではありません。練習場を上手に使いこなしましょう。あなたが悩んでいると、近くにいる人が色々アドヴァイスしてくれると思いますが、その中で自分にとって役に立つと思われる方法のみを取り入れるようにしましょう。しかし、役に立たないと思った方法も、一度試してみることは意外と価値があることに気づくかもしれません。そのアドヴァイスが不要と思ったらさりげなくお断りするのも時間の節約になり上達の道につながるでしょう。

(基本10-2) ( ♪♪ 大本は 基本をベースに 繰り返し )                (基本0-1)で「18mのショットには自信がある」人のことを紹介し(基本10-1)で、ベースにアレンジを加えれば、自分のバリエーションが増えることを紹介しました。あなたにはベースが身についていますか。出来ていると思っているあなたのショットは、本物でしょうか?完成度がどのくらいになっていますか?20球ショットして5mの範囲に15球くらい集中しているなら問題ありません。出来れば、左右は3m以内に収まっていれば申し分ないでしょう。そのショットが貴方のベースと呼べるのです(この水準はある上級者の方が言っていることです)。この水準は結構厳しいのではないでしょうか。これが日頃修得したい練習方法の一つです。籠を目指してこの水準に達しているかをチェックするのもいいのですが、籠を目指すととかく籠に入れることに目が行ってしまい、無我の境地でのショットチェックの目的が崩れてしまいかねません。ベース作りには、距離には集中せず、あえて篭を外した方がベターかもしれません。自然に20球スウィングして15球が集中した水準に落ち着いたのが15mならこれがあなたの求めるベースです。風が強くないときの方がベターだと思います。練習場の一角で自分のベース作りに挑戦してみましょう。筆者も時々検証していますが、15mの水準で少しづつ近づいているというのが現状です。あなたと練習場でお会いして、ご一緒に実力の向上を目指せればと思っています。

(基本10-3) ( ♪♪ 自然体 それがすべてと 心得る )                  初心者の息を抜け出せないうちは、スポーツや習い事はすべてに共通して「基本を覚えること」に徹することが大事です。理にかなった「型」を身につけることを旨として、ただただ一途に基本をマスターすることです。ゴルフでは14本のクラブをかわるがわる使いこなしていくのですが、TBGというゲームで使えるクラブは1本のみであることを利点と考えてみましょう。1本のクラブしか使えないということには、状況に応じてコントロールショット等の工夫する必要があるのですが、そのコントロールショットの際には、シャフトの長さを変えたり、振り幅の調節、フェースの立て具合を工夫するのは当然ですが、意外とあまり言われていないことで重要なのがスタンスの調節です。それは、スタンス幅に加えてつま先の開き具合までを考えます。スタンス幅は、全てのショットで注意しなければならないのですが、あなたの自然体を基準に調節してください。年とともに街中を歩く時の歩幅が狭くなってきていませんか?あなたはその狭くなってきた歩幅を基準にアドレスしていますか。また、普段歩いているときにつま先はどのくらい開いているでしょうか?つま先をまっすぐ歩く方向に出している人は少ないと思います。この普段歩いているときのつま先の開き具合をアドレスに生かすことです。これらが自然体で違和感なく安定したアドレスにつながるのです。無理にスタンスを広くしないようにしましょう。体が硬くなってきているのですから、楽にスウィングできるようにつま先を歩く時の様に若干開くのが自然なのです。特に左足のつま先を若干開くと、想像以上にクラブが楽に回ってくれてスウィングがスムーズになりますよ。あまり認めたくはないのですが、私達の体は年とともに少しずつ変化します。その変化に素直に従うことこそが自然体でスウィングすることに繋がり、再現性の高い理想的なショットを生み出してくれます。どんな場面でも冗談を言い続けている筆者ですが、あなたには騙されたと思って実践していただけることを願うのみです。

(基本10-4) ( ♪♪ これからも 基本を忘れず 工夫して )                あなたはこれまで先達の方々のご指導の元基本を学んできたことでしょう。しかしこれからは修得した基本をベースに、あなた独自の技術を作り上げてみてください。その際考慮すべきは、あなたの体の特徴を考えて、基本が意味するところをその特徴を殺すことなくアレンジすることです。体が硬い方は、無理に体の回転をしないで高い精度のコンパクトスウィングを目指すことも一案です。高齢の方は、若い方との飛距離の勝負を控え、OBを出さないスウィングを心掛けるのもいいかもしれません。風に強い弾道を作り上げる方法もあります。ほかの人と同じゲームをしていては、頭一つ抜け出したいという目標は達成できないかもしれません。しかし基本がしっかりしていれば、あなたがアレンジした独自の技術が例え壁に突き当たったときでも、きちんとした基本という戻る場所があれば長いスランプに陥ることはないでしょう。あなた独自の工夫を凝らしたテクニックを作り出す段階が間もなく来ることを念頭に置いて練習するようにしましょう。それには練習時のラウンドで、先達の素晴らしい技術を遠慮なく頂戴しましょう。何かの機会に、その技術をいただいたことを報告すれば、きっとその先達も喜んでくれることでしょう。そしていつかは、あなたが心の隅で後輩のモデルに選ばれるように素晴らしいプレーをしていく努力を忘れないでください。くれぐれも、反面教師にはならないように心がけましょう。

9.グリップが自分と道具との唯一の接点であることの重要性を念頭に置こう

(基本9-1) ( ♪♪ グリップに 常に気を置き 血を流す )                ゴルフを楽しんできた方には、クラブの握り方特にグリップの仕方を最初に教わった方が大半ではないでしょうか。TBGにおいても、このことの重要性が分かっていただけると上達が早いでしょう。もうお分かりのように、「グリップはプレーヤーとクラブとの唯一の接点である」からです。ここで勘違いしがちなのが、多くの方が教わったグリップの形についてです。形よりも握りの強さの方が大事であると教わった方は意外と少ないのではないでしょうか。あなたの手にタコができていませんか。グリップを強く握ることには決して良いことはありません。全般に私達はグリップを強く握りすぎているのです。料理人は包丁を力いっぱいに握ることはありません。画家や書家の方の筆についてもしかりだそうです。身近なところでは、あなたにも金づちを力いっぱいに握っていた結果、釘をうまく打てなかった経験があるでしょう。TBGではグリップを柔らかく握ることで、無我の境地に立つことが出来るので、グリップを通してシャフトにあたかも血を流していくようなイメージを持ってスウィングすることをお勧めします。その結果、あなたは再現性に富んだスウィンができるようになり、自然にスナップが活かされて「クラブの性能を最大限に活かすことが出来る」ようになっていることでしょう。

(基本9-2) ( ♪♪ グリップが あなたのショットに 朗報を )              グリップの握り方により、スウィングの再現性が高まります。左手は、人差し指の第2関節の上から小指の付け根の下の部分にかけて斜めにクラブを置くようにします。クラブを置いたところで、小指側から中指、人差し指の順にグリップを包むように軽く添えます。親指はクラブの右サイドにかぶせるように置き、人差し指と親指はかぎ状にものをつまむイメージで合わせるようにしてください。親指と人差し指で作られるV字は右肩を指すようにします。ここで、小指と薬指、中指の3本は右手のパワーに負けない程度の強さで十分です。人差し指と親指には力を入れないようにします。これで左手は完成です。次に、右手の小指は左手の人差し指の上に重ね(オーバーラップグリップの場合)、中指と薬指をクラブを巻くように握ります。右手の人差し指はピストルの引き金にかけるようなイメージでクラブの右サイドにしっかりあてがうようにします。右手の親指は左手の親指をかぶせるようにしながらクラブの左サイドに置くようにしてください。親指と人差し指でできるV字は左手同様に右肩に向けて下さい。これで体との接点となるクラブと右手、左手は一体感を持つことになります(スクウェアグリップ)。以上で、あなたはクラブが動きたいようにスウィングするだけで、素晴らしいショットを実現できることになります。

8.ゲームは、その名の通り、常にターゲットを設けて進めましょう

(基本8-1) ( ♪♪ ショットには 常にターゲットを 設けてね )             TBGというゲームは、コースに設けられたOBライン、池、バンカーその他のトラップに加え、その日の自然条件(特に風の強弱・方向)を考えて、フェアウェイのどこにシャトルを運んで行ったらいいのかを考えて進めるという大いなる楽しみを秘めている頭脳的なゲームです。スコア作りには、むやみやたらに飛距離を求めたり、追い風だからといって風に乗せようとするのは愚の骨頂といわれています。筆者もこの罠にはまることが多くあり常に反省しています。日ごろの練習により、自分の飛距離(フルショットとコントロールショットごとに)とラウンドするコースのレイアウトを把握して、籠から逆算してどこにターゲットを置きショットするかのゲームプランを決めていきましょう。

(基本8-2) ( ♪♪ 練習は 左右のブレを 減らします )                 10mとか15mの距離のショットの練習では、アドヴァンテージホールに入るに越したことはありませんが、特に初心者の域を脱していない方には、前後のブレはまだしも、左右のブレを減らすことを念頭に練習することをお勧めします。なぜでしょうか。この距離で左右に3mもズレていたのではフェアウェイをキープすることなくOBになってしまう可能性が高いのです。一方、ホールをオーバーしたときもOBになってしまいますが、ホールに入らなかった幾つものシャトルがあったとしても、ホールの手前にショットされたシャトルが縦に行列をなすような練習をするように心がけましょう。このように練習する癖をつけると、15m以上の距離のショットもきっと左右のブレを抑えることが出来るようになります。その結果、次のショットでホールに入る(いれるではなく「入る」です)ことが大いに期待できます。スコアが安定することこの上ない練習法です。

(基本8-3) ( ♪♪ 心眼で 打ちたいショット 鮮明に )                 突然ですが、あなたがライバル視しているあの人は、ここぞという時ほど素晴らしい弾道を描くショットを心の中で描いて練習しているようですよ。その人は、プリショットルーティンの一つとして必ずと言っていいほどルーティンの一つである素振りもしています。ティーグラウンドに立つまでには、ホールレイアウトやバンカー、林、OBなどを確認し、風なども考慮してショットを決めています。弾道を決めたら、打ち出しからシャトルボールが空中に飛んでいく様子、落下して転がって止まるまでを鮮明に心の目(心眼)に描き、そのショットが打てるように、スウィングをイメージししっかりと素振りを行ってから目の前のシャトルボールに向かい、時間を置かずに先ほど思い描いた弾道をもう一度イメージして、素振り通りのスウィングをする。これだけのことをすれば、自分の思い描いた通りのナイスショットの結果を出せるのです。ではあなたの打ちたい弾道とは、高い球、低い球、更に、風にぶつける球、風に乗せる球などいろいろありますが、明日の練習ではどんな選択をされるのですか。高度の技を身につけたあなたには、常に弾道を鮮明に描くことが素晴らしい財産になることでしょう。それがあの人に勝てるスコアをアップする秘訣かもしれません。くれぐれも、諸悪の根源である打ち急ぐことのないようにしましょう。逆にスロープレーにもならないようにしましょう。

(基本8-4) ( ♪♪ フルショット 控えてスコア アップする )              多くのプレーヤーが、「TBGでは飛距離はスコア作りの武器になる」といっています。確かに、フェアウェーは3mほどと狭いのですが、コースは、ロングホールでも100mというところは少ないので、たとえOBが出ても次打を考えれば痛みを感じないのかもしれません。本当にそうでしょうか?ここに落とし穴があるのでよく考えてください。OBは確実に1打罰となります。その1打の重さをよく考えてみましょう。では、スコア作りには何が有効となるのでしょうか?それは、フェアウェーをよく見て、どこにどんな障害物があるのかを確認することから始まります。その障害物をクリアする最善のショットの選択をします。フルショットをしても超えるのが無理と判断されるときは、コントロールショットを選択します。ポイントは、スリークウォーターショットにするか、ハーフショットにするかを決めたら、迷うことなくそのショットに専念することです。筆者がミスをするのは、判断したショットよりも少しでも距離を稼ごうという邪心が働いた時です。自分で決めたことを実行できないという情けないケースです。ここで確認していただきたいことは、コントロールショットといっても、飛距離が極端に落ちることはないことです。つまり、ハーフショットの場合であれば、フルショットの半分の飛距離にはなりません。ショットの際フェースの芯をとらえる確率が高まり、せいぜいフルショットの2~3割減という程度ではないでしょうか。コースには様々な障害物があります。それは、ショットに集中するあまり、肝心の障害物を見落とすことが多いのです。特に目の高さよりも上の枝などの空間にも注意をむけましょう。視野を広くとって見逃すことがないように!僅かにふり幅を抑え、実際のトップはあなたのイメージよりも少し高くなっても、いつもより弾道が低く、方向性がよく、距離感も安定します。特に初心者の方にお勧めしたくなる所以です。TBGに格好の季節も間近です。気の置けない仲間の方々をお誘いして、早速コースに出向いて試してみましょう。

(基本8-5) ( ♪♪ スピンとは 無縁なゲームだ ターゲット )              ゴルフでは、ストレートボールを打つことは難しいといわれています。華麗?なスライスボールを打っていた方も多いでしょう。そこに潜んでいるのが、インパクト時にかけられるスピンの魔力です。毎分5000回転ともいわれます。しかし、TBGでは、羽根がついていることにより、スピンをかけることは至難の業です。したがって、残念ながらあなたにはあの華麗なスライスボールは打てないことになります。右に飛び出したり、左に飛んでいくボールは、インパクト時のクラブフェースの向き、振り遅れやひっかけ等様々な原因があるのですが、それがミスを生み出すことになります。これらは別のところで説明していきます。あなたにできることは、クラブフェースの芯でシャトルボールをとらえる精度を上げることです。ショット後にフェースについたシャトルボールの跡(ボールのカスがつきます)を確認しましょう。芯でとらえていますか?フェースが汚れていては、この跡を確認することは出来ません。あなたの手となっているクラブを愛でてあげるためにも、偶にはフェースに始まりシャフト、グリップ、シャトルボール等を感謝するとともに愛情をこめて磨いてあげましょう。これを習慣化することにより、きっとスコアもアップしていくのではないでしょうか。

(基本8-6) ( ♪♪ 距離感を 持てないうちは 花咲かぬ )                フェアウェーの左右の幅が3メートル前後と狭いTBGでは、スコア作りに欠かせないのが距離感といっても過言ではないでしょう。毎日コースに出ていれば、そのコースに慣れることで、このホールはあそこに置いていけばいいということを自然に判断でき、距離感などと小難しいことを考えなくても何とかなるのでしょう。しかし、初めて訪れたコースで、その日のスコアが惨憺たるものとなった経験をお持ちの方は多いことでしょう。どこでプレーしてもそれなりのスコアで回りたいという気持ちが強い方こそ、この距離感を身につけましょう。最近ではレーザー等を駆使した距離計が出回っていますが、ゴルフではあの松の木からグリーンの手前まで150ヤードというように目安が設けられています。私達のTBGでは、籠周りに行けば距離標示がある所が多いので参考にすることができますが、コース途中にバンカーや池・クリーク等が設けられているとき、筆者同様そこまでの正確な距離の把握が出来なければ、スコアメイクに苦労します。そこでお勧めしたいのが、練習場などを利用して距離感を磨いていくことです。目測で距離を把握できる力を身につけましょう。それにより、初めてのラウンドでもいくつかのご褒美がもらえ、一日を充実させることが出来ることでしょう。できるだけショット毎にショットの軌道・飛距離を変えるなど条件を変えて、ターゲットに正確にシャトルを運べるようになればさらに効果大です。使用できるクラブは一本だけなので、クラブを自分の体の一部にできればしめたものです。練習方法はいろいろあるものだと、最近になって痛感している筆者からの初級者・中級者の方々にお勧めしたい練習方法の一つです。

7.プレーヤー各人が自らエチケット・マナーを順守して進めるゲームである

(基本7-1) ( ♪♪ ラウンドは セルフジャッジで 進めます )              TBGは、ゴルフ同様一般に4人一組でラウンドすることになります。そこには一般的に競技委員は同伴しません。したがって、ルールの適用に疑義が生じたときは、セルフジャッジにより同伴競技者の同意を得ながらラウンドを進めることになります。競技規則に規定されているところです。しかし、この同意が得られないケースがあります。プライベートなら、あまり厳密にせずとも、生涯スポーツとして楽しんでもいいのではと思いますが、大会ともなればそうはいきません。近くに競技委員がいればその人に確認しましょう。その確認ができない時は、他のシャトルを合わせ2球をプレーするなどの臨時処置をし、スコアを提出する際に本部席にその旨申し出て判定してもらいましょう。一部には、初心者ゆえに自分の判断の方が正しいことを主張しずらいこともあると聞いています。その場での解決が望ましいのですが、臨機応変に対応してください。できれば、疑義が生じるようなルールは全日本TBG協会レベルで事例公開等により改善しておきたいところですね。

(基本7-2) ( ♪♪ ゲームでは 周りの人にも 気を遣う )                TBGというゲームは、その特徴の一つに「狭い場所でもゲームができる」ことが挙げられています。そのため、すぐ隣あったホールでもゲームをしています。自分の組の事だけしか眼中にないと、シャトルが飛んできて思わぬケガをすることがあります。逆に自分がショットしたシャトルが隣の人を直撃することもあります。プレー中の人はもちろん、同伴競技者のプレー中においても、周りに気を遣っていきましょう。いくら保険をかけているといっても、ケガをして痛い思いをするのはあなたです。自分の組だけでなく、隣のホールでプレーしている方にも注目しましょう。他のプレーヤーのショットを見ていると勉強になることも沢山あるので、決して損はしません。特に、プレー中は同伴競技者全員がショットを終わるまで原則として前に出てはいけないというルールもありますのでこの点もご留意ください。眼鏡にシャトルボールが当たると、ガラス片が目に入ってしまいケガをすることも考えられます。そこで皆さんへのお勧めですが、プレー中は帽子をかぶることでこのリスクを少しでも減少させていきましょう。

6. ホールアウトとは、同じ組の全員がシャトルをホールに入れることである。

(基本6-1) ( ♪♪ ホールとは アドヴァンテージと セカンドだ )            ゴルフのホールアウトといえば、コース内のホールごとに設置された直径108ミリに切られたホールにボールを入れることですが、TBGでは原則として、アドヴァンテージホールあるいはセカンドホールにクラブを使ってシャトルボールを入れることが、ホールアウトになります。各ホールの説明は、他のページの「TBGとは?」等をご覧ください。アドヴァンテージホールは直径110cmで、地上から50cmの高さにありますので、ホールアウトのためには最後にシャトルボールをこの50cmを超える高さにショットしなければなりません。ここにもTBGの面白さがあるのですが、アドヴァンテージホールにシャトルを入れるのが困難となった場合には、アドヴァンテージホールの真下に置かれている直径86cmのフープ内に入れることになります(ショットした打数に1打プラス)。

(基本6-2) ( ♪♪ ホールアウト 原則クラブで ショットして )             ゴルフのストロークプレーにおいては、仲間内のラウンドでは「OKパット」なるルールを適用し、ワングリップ程度に寄せたパットについては、クラブで打つまでもなく「あと1打でホールインしたものとみなす」扱いをしていることが多いと思います。我がTBGではどうかというと、コースにより呼び名(「泣き」等)が色々あるようですが、セカンドホールへのショットを省略(ショットせずに2打でホールアウトしたこととみなす)することがあります。これは、正式な扱いではありませんので正式な大会に参加したときは注意が必要で、便宜扱いはできませんので最後までクラブで正しくショットしてホールアウトするようにしましょう。その際気を付けてショットしないと、ショートしたり、オーバーしてしまうことがままあります。普段から練習しておくようにしてください。その一打で優勝を逃すことになるかもしれませんよ。

(基本6-3) ( ♪♪ 籠入れは 時には斜めに 狙います )                 籠までの距離が短いときには、籠の50cmの高さにシャトルを打ち上げることが難しいこともあります。微妙な距離ですから、スウィングに当たっては体の動きを極力抑え、スウィングが縮こまらず体を大きく使って、クラブのリーディングエッジを入れる場所、クラブの開き具合等が成否を分けるポイントになります。そこで、残り距離が半マットくらいになれば、籠の中心を狙わず、斜めにショットすることも考えてみましょう。シャトルと籠の上部のステンレス枠との距離をほんのわずかですが余裕が生じるようになります。しかし、欠点として籠の大きさ110cmをフルに使えないことになります。参考までに、風の向きによってはショットの方向を変えてみるのも有効だといえます。

5.1ホールのゲームは、ティーショットで始まりホールアウトで終わる

(基本5-1) ( ♪♪ ティショット 必ず位置の 確認を )                 TBGでは、ティショットの位置が男女別年齢別に指定されています。あなたが青、白、赤などのどのマーク(例えばボール)のどこからショットするかが規定されていますので間違えないようにしてください。一例では、青マークは75歳未満の男子、白マークは75歳以上の男子、女子は全年齢で赤マークなどです。競技規則、大会の主催者等によりその日一日使用すべきティ位置が決められています。例えば青マークからショットすべき人が、このホールは白マークの方が自分に合ったショットができるからということで白マークからショットするようなことはできません。ペナルティ(2打罰等)をかけられないように注意しましょう。

(基本5-2) ( ♪♪ ティショット 左右の立ち位置 考えて )               ティショットの区域は、左右に2~5m位前後2~3m位のエリアに区切られています。右側からショットするか、左側からショットするかの選択はあなたが自由に決めることが出来ます。同伴競技者が右からショットするからといって、あなたもそこからショットする義務は毛頭ありません。例えば、ターゲット方向に向かって右から風が吹いているときは、右側にアドレスを取ってOB側にショットしていくか、左側にアドレスを取って風にぶつけるようにしてショットしていくかなどの選択はあなた自身に委ねられているのです。自然条件に加えてあなたの持ち球を活かして決定するのがポイントといえるでしょう。

(基本5-3) ( ♪♪ 立ち位置は 籠から逆算 忘れずに )                 風にぶつけるようにショットすると、飛距離が落ちることに注意しましょう。また、シャトルの落ち際には、特に風の影響を受けやすいのです。真正面からの向かい風では、いったんシャトルが曲がりだすとその曲がり方は半端ではありませんので特に留意することが求められます。アドレスで、ボール1個分でも右足の方にセットすることは、ショットの高さを抑えることにつながり、風の影響を受けないで済む強力な武器になりえます。全体のホール距離や、設定されたトラップの位置、風の強弱、そのホール全体のことを頭に入れ、時にはボギーで上がる選択もします。追い風の場合であれば、1打目をあえて抑え、2打目で風に乗せるようにチャレンジする方法もあります。籠から逆算するようにラウンドのプランを練ることで、タ―ゲットの位置がおのずと決まり、スコアメイクにつながるものです。日ごろから自分はどんなゲームをしたいか考えておくのも素晴らしい一法です。

4.シャトルは、一般的にはプレーヤーの体の側面方向に向けてショットされる

(基本4-1) ( ♪♪ ゲームでは シャトルは真横に 飛ばすもの )             日常生活では左右方向に物を動かすという動きはあまりないことでしょう。この点、ゴルフ同様TBGでは左右にスウィングすることに慣れるまで、特にゴルフをしたことのない方にとって、若干の時間が必要になると思います。初心者の方は、真横にあるターゲットに向けてのスウィングに早く慣れていくことを目指してください。最初は、左に向いてスタンスしがちになりますが、アドレスではターゲットに向けて平行にスタンスを取ることが基本です。ほかの機会に述べますが、これが自然にできれば、クラブの性能を100%生かした弾道を得ることが出来ます。ターゲットに対して平行に立たないと、スウィング時に手などで調整する等の余分な動きが必要になってきます。余分な動きをしないで済むようにしたいものです。ただし、使用クラブがゴルフのウェッジ相当になりますので、若干オープンにすべきだという方もおられます。

(基本4-2) ( ♪♪ アドレスは 両肩をターゲットと 平行に )              ターゲットに平行にアドレスすることは容易ではありません。プロゴルファーでも、ショットが乱れてくると、第一に考えるのはこのアドレスがターゲットに平行になっているかをチェックするくらい重要なことなのです。プロゴルファーは練習時にお助け棒を使ってみたり、キャディさんに後方から見てもらうなど常にチェックを怠らないようにしています。ラウンド数が少ない(ほとんどのかたが毎日プレーされているかな?)私達TBGの愛好者も常にチェックしたいですね。間違った方向にアドレスしていると、ナイスショットしてもターゲットにシャトルを運べず、度々OBになってしまうものです。今後あなたもターゲットに平行にアドレスを捕るようにしてください。両肩、腰、脚の3点をターゲット方向と平行にするのが原則ですが、腰と脚を若干左向きにしても大きな問題はありませんが、両肩は開かないようにしてターゲットに対して平行に向けましょう。肩が開いていないことにより、特別なことをしなくてもシャトルはターゲットに向ってまっすぐ飛んでくれます。

(基本4-3) ( ♪♪ 状況に よってはカットに ショットする )              ショットは、フルショットだけではラウンドはできません。ショットマット1枚分以下の短い距離からの籠入れ、あるいは強風の場合などでは、籠の中心をあえて外してのショットも有効となることに留意してください。強風によるショットについては、羽根がついたシャトルの性質から風の強さを判断基準にしてショットのターゲットを決めることになります。その際、風が追い風か向かい風かにより、飛距離が伸び縮みしますのでその計算も忘れないようにしましょう。もう一つ、クラブの芯を外したトゥ側でショットすると、ショットの勢いを抑えることが出来ます。この技術は、短い距離からのショットの際、シャトルの重さに負けないだけの大きなスウィングが必要な時に大いに役立つことでしょう。大きくスウィングすることは、軌道の安定をもたらしてくれることでしょう。

3.シャトルは、ゲームを通じて一本のクラブを使用してショットされる

(基本3-1) ( ♪♪ ウェッジのみ 使用が可能な ゲームです )              ゴルフでは、14本のクラブの使用が認められています。この14本は、フルショット時の距離が段階的に設定されていることで、ラウンドを楽にしてくれます。ところが、TBGでは1本のクラブしか使えません。この1本のみということに、TBGがどんなゲームであるかが集約されているといっても過言ではないでしょう。それは、フルショットもコントロールショットも、さらに籠入れさえも一本のクラブで行って下さいと要求されているのです。その要求に応えるためには、日ごろの練習の際にはいかにコントロールショットの精度を上げるかがポイントになるのです。ホームコースのレイアウトを思い出してください。OB、池、バンカーなどのトラップが設定されています。それはコースの管理者が随所でコントロールショットをしてくださいといっているのです。そうです、ターゲットを定めてそこにショットする必要があるのがTBGというゲームであり、名前の由来の一つなのです。そのコントロールショットに悩んでいてはスコアは作れませんよ。スコアに伸び悩んでいる実力者といわれるあなたにとっては、その原因は意外とこのせいかもしれません。次の回に述べますが、そのコントロールが思うようにできないのは、クラブ性能にあることも想定されます。但し、すぐにクラブを替える事をお勧めしているのではありません。小生の周りでクラブ替えをされた方のスコアが、今までのままだったことも多々ありますから(♪♪ クラブ替え それでもスコア もとのまま)。今のクラブでコントロールショットを自分のものにすべく、これから練習場に向かいましょう。できれば、とかく一人でラウンドしがちな小生とラウンドしていただけるとありがたいです。いつものコースでお待ちしています。

(基本3-2) ( ♪♪ 一本の クラブの性能 理解せよ )                  クラブは、グリップ、シャフトそしてヘッドに分けることが出来ます。グリップについては、ゴム製が多いですが、金属のコードが織り込まれたものもあり、太さも様々で重さやスウィングに大きく影響します。そのため、細かい話ですが、クラブ全体のバランスにも影響します。シャフトは、トルク、キックポイント、素材、長さ、太さ、硬さで選択肢が広がります。シャフトの素材には、一般的に重いとされるスチールと軽いカーボンがあります。あなたの身長により長さを、また手の大きさにより太さを、さらに力の有無、スウィングイメージ等よりスペックを選択できるようになればしめたものです。ヘッドについては、その形状により重さ、ネックの形状、ライ角、バンスの大きさ等が選択のポイントです。これらのクラブの性能については組合せ次第で主役であるあなたが自然にスウィングをすれば思い描た通りの弾道・距離などを実現できることでしょう。使えるクラブは一本のみですから、スウィングのたびにクラブの開閉などの工夫を加えるのではなく、自然にスウィングすれば再現性の高い理想的なショットが得られるクラブの性能についても考えてみる価値があります。専門的になってしまいましたが、同じ仲間のクラブを拝借してみれば、理論的なことを考えるまでもなく、その違いを実感できるのではないでしょうか。小生の汗が染み込んだクラブでしたら、シャンクレスのクラブの持ち合わせはありませんがいつでもお貸ししますよ。声をかけて下さい。

(基本3-3) ( ♪♪ ショットには コントロールが 必要に )               TBGで使えるのはクラブは一本のみです。コース全体を見渡せば判るとおり、TBGではフルショットできるケースの方が少ないと心すべきです。コース内には、OB、バンカー、池、S字L字カーブはもとよりアプローチショットまで、ほとんどがコントロールショットを要求しているかのように設計されています。スコア作りには、いかにコントロールショットの精度を上げるかがポイントになります。練習により自分なりのショットの基準作りを行いましょう。例えば、10m、15mの距離にシャトルを確実に運べる自分のスウィング基準を作りましょう。他の距離については、フェースを立てたり、短く持つ、あるいはシャトルをわずかに左右にずらす等の工夫を加える事によりコントロールすることになるでしょう。周りでプレーされている先達がどのようにしているかも参考にしましょう。その方に声をかけてコツを教えていただくのもお勧めです。まだ10年早いといった人もいますが、きっと、多くの先輩方はあなたに親しみを感じて、優しく教えていただけますよ。ただし、教え魔につかまらないように注意することも必要ですが。

2.シャトルは、一部の例外を除きショットマットの上に乗せてプレーを進める

(基本2-1) ( ♪♪ マットでは シャトルが君を 待っている )              ショットする際は、原則として、「シャトルボールをショットマットの先端中央部に羽根の先端を合わせる」ようにしてください(特別なケースでは、先端に合わせずにシャトルボール1個分程度下げてセットすることがあります)。特に籠入れのショットの際には、少し下げるだけでも、籠入れに有利に働くことになるからです。念のため、ショットマットの向きは、原則としてセンターラインをターゲットに向けて下さい。このセンターラインは、ターゲットを狙ううえで有効に活用できるので、無駄にしたくないですよね。ここでこっそりと籠入れ時のヒントをお話ししますと、籠入れ時のセンターラインは籠のセンターに向けないことでアドバンテージホールへの籠入れのチャンスを広げることができますよ。なお、バンカー内に限ってはショットマットを使用できないというルールがあるのでご注意ください。バンカー内からのショットは、ショットマットを敷かずにシャトルの羽根の部分に指をかけるなどの方法でシャトルの向きのみを変えてショットするように規定されています。

(基本2-2) ( ♪♪ マット下の 凹凸も時には 気を遣お! )               コースは、自然を生かして作られていますので、当然平らなところばかりではなく、前上がりや前下がりに加え、地面には微妙に凹凸があります。前上がりの場合は、クラブが描く軌道が原因でシャトルは左に飛び出す傾向にあります。また、ゴルフのプレー同様コース内の凹凸がプレーヤーを悩ませます。しかし安心してください。TBGではショットマットの使用が許されているのです。したがって、「少しの」凹凸であれば、ショットへの影響が軽減されるのです。この「少しの」が時に悪さをするのです。OBラインのロープが絡むショットも同様ですが、予想以上に大きな凹凸になると、ショットマットの下の微妙な空間が、ショットの際にクラブの軌道を変えてしまい、トップやダフリさらにはだるま落としを生じさせます。ショットマットを置く際はセット前に下の凹凸にも少しは気を使いましょう。あなたのスコアメイクの大きな力になりますよ。

1. 主役となるシャトルは 地上に止まっている

(基本1-1) ( ♪♪ 眠ってる シャトルをそっと 起こすのだ! )             シャトルは、地上に置かれたショットマットの上にあります。これは、あなたがこれからTBGのプレー(ショット)をする際非常に重要な意味を持ってきます。ここを4点にまとめました。(1)自分のリズムでショットできます。「リズム」は自分で作るものです。毎日同じリズムでスウィングすることは、その日の体調、同伴競技者、気候等、ショットする環境によって、いとも簡単にバランスを崩してしまうことにもつながります。だからこそ、自分のリズムを練習によって確たるものにしておく必要があります。あえて冷たく言い切りますが、誰かの適切な助言を受けるにしても、最後は練習によって自分のものにする以外にありません。あなたの先輩格にあたる先生のリズムを参考に取り入れるかどうかは、あなたご自身で決めてくださいね。あなたが見てそのリズムを盗んでも、野球の盗塁と同様、決して罰金を取られることはありません。気兼ねなく盗みとってください。(2)上体を前屈みにする必要があります。「上体は前屈み」にしなければ、L字型のクラブを使って地上にあるシャトルをターゲットに向けてショットすることは困難極まりないことになります。この前屈みの仕方ですが、背中は若干反り気味にして、腰から前傾姿勢を取ったあと、膝を少し折り曲げるようにしましょう。なぜこの順にしなければならないのでしょうか。それは、体が左右にぶれないように、つまり体幹がぶれないように安定させる必要があるからです。体幹が安定すれば、その場で何度でも再現性のあるスウィングができます。その際「体の前でクラブを左右に何度も繰り返すことが出来る素振り」を修得することは非常に効果が見込める練習方法の一つです。(3)シャトルの重量は30g弱(最近は28g)です。止まっているシャトルに命を与えるのがスウィングであり、この30gに必要最小限の力を与えてあげればいいのです。力まかせにショットする必要はありません。しかし、30gを動かす力を惜しんでもいけません。籠入れの際はスウィングが小さくなって、30gに負けて(結果シャトルがシャンク気味に右に飛ぶ傾向があります)しまいがちなのはどなたも経験済みのことと思います。籠に近いほどクラブにヘッドスピードを与えることの重要さが叫ばれる所以です。ヘッドを寝かせたクラブは、シャトルをやさしくターゲットである籠の上方に向けて飛ばしてくれ、シャトルはクルリと回転して籠に入ってくれることでしょう。籠に入ってくれるのであって、籠に入れる意識との違いを理解してください。(4)シャトルは真正面方向にショットするのではありません。「真正面」にショットできない(あなたはシャトルとターゲットとを結んだラインを跨いでショットすることはできません)ことを理解して下さい。つまり、私達の日常生活にはない動きとして横方向にショットすることになりますので方向が取りずらくなります。ターゲットに対し平行ではなく左を向いてスタンスをとると、クラブがカット気味に入って力が抜けて押し出すようなスウィングになり、右を向くとターゲット方向に引っ張るようなスウィングになりがちです。毎日練習できるような人なら、体に染みついてくるのでどんなスタンスでも対応できるのでしょうが、初心者にとっては、再現性のないスウィングをしてしまい、スコアが安定しません。クラブがL字型をしていることを考えてください。真正面に打つことの方が却って難しいということが理解できるでしょう。このL字型は、シャトルに「てこの原理」とともに「慣性」という物理でいう力学をフルに使ってシャープな力を与えてくれるのです。皆さん、力学の集大成のような性能を持ったクラブを使えることに感謝してください。時にはクラブを磨いて感謝の念を表してみましょう。決して損にはなりませんよ。 

(基本1-2) ( ♪♪ 一頭の 蝶がクラブに 止まったよ )                 野球では相手ピッチャーが投げ込んできたことでゲームが始まることになり、打ち返すタイミングは自分だけで決められるものではありません。ところがTBGでショットされるシャトルボールは、いつあなたがショットに入ってもいいように、ショットマットの上で健気にじっと待ってくれています。掲題川柳のように、クラブに色鮮やかな蝶(因みにチョウは一頭、2頭と数えるそうです)が止まれるくらいゆっくりショットに入ることも可能です。でも気を付けてください。アドレス後に時間をかけると、せっかくすばらしいショットのイメージを作ってアドレスに入ったのに、そのイメージが薄らいでいくだけでなく、体が硬くなってしまいがちです。イメージ通りの素晴らしいショットを放つことが望めなくなってしまいます。一方、ショットのたびにアドレスで時間を使う人に対しては、同伴競技者がどの様な思いであなたを見つめているかを想像してみてください。ぜひあなたには、「あの人ともう一度ラウンドしてみたい」と思っていただけるような、自然なリズムを持ったプレーヤーになっていただけるように願っています。今日も楽しい一日にしたいですね。

(基本1-3) ( ♪♪ ボール一個 左と右で 高低が )                   筆者は、TBGの大きな楽しみの一つが風にあると思っています。というのは、風が強い日に、その風を「自分の味方につけスコアを作る」ことの楽しみがあるからです。そのためには、ショットごとにターゲットの置き方で、シャトルが描く弾道をどうするか等を考える楽しみがあります。風の向きを考えてターゲットを決めることになるのですが、ターゲットに対して前後の風については、当然飛距離への増減を考えます。左右の風には、OBラインとの相談でターゲットとなる打球方向を決めます。あえて飛距離を落とすのも一策ですし、風に乗せるのも一策です。その次に、その選択によりシャトルの弾道の高低を考えます。いつものスウィングを変えて高低の選択をすることもできますが、もっと簡単な高低のつけ方があるのです。それが、冒頭の川柳です。通常のスウィングにおけるシャトルの位置よりも、シャトルを一個分左(または右)に置くことにより、放たれたシャトルは通常より高い(又は低い)弾道になります。このシャトルを置く位置の調整は、スウィングを変えないようにしていつものスウィングをするだけですので、ミスを生むリスクは少ないといえます。あなたにはもう常識となっているかもしれませんが、初心者の方にとっては一度試してみる価値は大きいと思いますよ。練習により実感してください。

(基本1-4) ( ♪♪ プリショット ルーティンワークの 修得を! )            スウィングはリズムが大事だということは前に話しました。ではどうしたらいつも同じリズムを刻めるのでしょうか。ゴルフの経験者はどこかで耳にしていることでしょう。そうです、自分の「プリショットルーティンワーク」を固めることです。自分のショットの順番が来たとき(あえて言えば、その順番が来る前)からスウィングに入るまでの時間を含めて一連の手順を決めておくだけで、安定したショットが実現できるのです。毎回リズムが変わっていては、せっかく修得した実力を発揮することは望むべくもありません。さあ、今からその「自分独自の手順」を練習により作り上げ、次の本番で自己ベスト更新を目指しましょう。きっとOBが減少し、スロープレーとなることもなくなるでしょう。「プリショットルーチンワーク」はあなたにとって良いこと尽くめです。

0.道具が教えてくれること
(基本0-0) ( ♪♪ 用具から 教えてくれる こと豊富 ) 
 TBGで使う用具は、クラブ、ショットマット、シャトルボールの三種です。これらの用具の特性を理解すれば、私達TBG愛好者の実力が一段と向上します。クラブは、誰が使っているものでも同じに見えるかもしれませんが、その仕様は様々で、あなたが求める理想のスウィングが何の工夫も加えずに自然にできるクラブを見つけるのが実力向上の近道です。ショットマットは、コース内の地表の凹凸を気にしなくて良いように使用できます。いつも同じようにスウィングできるのですが、ショットマットがあることにより、ショット時のダフリに気づかないことがありますので気をつけましょう。シャトルボールには、羽根がついていることで、ショットされた際のゴルフにはない飛び方の特徴が生まれるのです。飛距離が制限され、狭いコースでのゲームを可能にしてくれますが、、風の影響を受けやすくTBGのゲームに奥深さを与えてくれています。用具が発する声に今こそ耳を傾けてみませんか。

(基本0-1) ( ♪♪ これだけは 他人に負けない 基本持て )
 用具特にクラブはラウンドを通じて1本のみの使用に限られています。そこで皆さんにお勧めしたいのが、「これだけは他人には負けない」というショットを磨くことです。基本となるショットはこれまで色々な人から教えていただいていると思うのですが、基本をアレンジして自分独自のショットを作り出して下さい。それをベースにして、クラブを立てたり、シャフトを短く持ったり、スウィングの大きさを変えたりすることで、距離や風対策等への多種多様なショットができるのです。先日ある人が「私は、18mのショットには自信があります」と話しているのを耳にしました。その人は無我の境地に立って穏やかな気持ちでアドレスしたショットは18m飛んでくれる(飛ばすのではありません)というのです。筆者もこんな実力を手に入れたいのですが、あなたもこんな理想的なベースを作ってみませんか。特に初心者の方には真の実力を身につけ、楽しくプレーするにはこんな考え方が必要だと思います。ちなみに筆者のベースは「バックスウィングを腰までの高さに抑えることで15m」というところです。件の方までの自信がまだ持てないので、練習場の片隅でその方のスウィングに見入ってその技術をこっそり盗んでいる自分がいました。

(基本0-2) ( ♪♪ エル型に 曲がったクラブを 活かしましょう )            ホッケーのスティックやゴルフのクラブがエル字型に曲がっていることは、大変重要な意味を持っていることにご留意ください。シャフトの延長線上にはクラブの重心がありません。これが、ヘッドの芯にシャトルがジャストミートさせることを難しくしています。 では、クラブがなぜこんな構造になっているのかを考えてみましょう。ご存知のかたは野球の飛距離を考えてみてください。グラウンドにおけるフェンスまでの距離は、100m程で、場外ホームランは140mまで飛ばすことは至難の業になっています。しかし、 ゴルフの実況中継などでも、プロが放つショットの飛距離は300mを優に超えているようです。TBGではそこまで飛びませんが、想像以上に飛距離が出ます。その要因は物理学中でも力学にあります。クラブのヘッドの先端のことを トゥ といいますが、スウィングでクラブがシャトルをとらえると、トゥはクラブが円弧を描くように(シャトルを包み込むように)回転する力が与えられるのです。この力を使うために、クラブが自然に円弧を描くようにスウィングできれば、 私達が意識しなくてもクラブの機能がこの力学の法則に則った力を発揮してくれるのです。力学は難しいといわず、クラブの構造を信じてそれを無にしないようにしたいものです。基本とはいえ、若干とっつきにくいかもしれないのですが、テクニックにおぼれず自然にスウィングすることにより、あとはクラブが自然に力を発揮するようになっているのです。信じるあなたには救いの神アリです。

(基本0-3)  ( ♪♪ フィッティング それがスコアを 左右する )
 これからTBGを始めようとされているあなた、主役ともいうべきクラブはどうされる予定ですか?今までゴルフをされてきた方は、ゴルフで使ってこられたピッチングウェッジを使うのでしょうか?14本使えるゴルフと違って、TBGで使用できるクラブは一本のみであることを考えると、一日の長があると思われる TBG専用クラブを手にされることをお勧めします。しかし、それなりの価格が必要であることを考えると、購入する際には何種類か販売されているクラブの特性を十分に比較検討しましょう。TBG専用クラブはティーショットから籠入れまでそれなりに工夫されているからです。選択に困っているようでしたら、先輩方が使用しているクラブを拝借し、自分に合ったクラブの特徴を見極めて下さい。その際先輩方の意見も参考にしながら、自分が自然にスウィングしたとき、イメージ通りのショットが出るクラブを見つけることです。最愛のベターハーフのように100%自分にあったクラブに巡り合うのはなかなかできないでしょうが、この努力を惜しまないことが今後のゲームを楽にしてくれることにつながります。もしクラブを取り換えようと考えた際にも同じような努力を惜しまないようにしましょう。